
4月から電力の自由化で関東でも東京電力以外からも電力が供給される事になり、東京電力からもそれに合わせてプレミアムプランの案内が届いたが、使用量が多い家ほど金額的な恩恵が大きいという事で期待していたが、東電の新プランではそれほど安くなっていなかった。
そこで価格comで供給各社の東電と比べての年間総支払金額シミュレーションがあったので計算してみた。
その結果、エネオスと東京ガスは東電に比べ、安くなる額が6倍以上違っていたが、価格comの簡易計算の結果なので、本当にそんなに安くなるのか、その2社にもう少しキチンと計算をして貰うために連絡した。
東電からのプレミアムプランの案内に契約状態や年間のトータル実績合計が載っていたので、それを元に東京ガスに連絡して計算して貰ったところ、すぐ年間トータルの金額が出てきて、価格comの簡易計算と殆ど変わりない数字が出てきた。
ところが、今度はエネオスに同じ様に伝えたところ、年間トータル使用量からは計算が出来ないという。どこかひと月の数字だけでも判れば季節的要因を含めた独自の計算式に当てはめて年間のトータルを出すようになっているようだが、もしかして月毎に使用量に凸凹が有る場合と、月毎に全く同じ使用量の場合ではトータルの年間使用量が同じでも金額的に違ってくるのかを訊いてみたところ、全く同じだという。それなら月毎でしか計算出来なくても判っている年間トータル使用量を12で割って月毎を出せば、月毎の数字は正確ではなくても年間トータルの金額だけで良いと説明してもあくまで出来ないの一点張りである。
たまたま東電のWEBのマイページから過去2年間の月間の数字が載っていたので、それを伝えたところ、合計はそれを足すだけなのですぐに判るにも拘わらず、すぐには計算できないので明日お返事しますと言われた。
おかしいとは思ったが、それではお願いしますと頼み、電話を切った後、エネオスのWEBにシミュレーションのページがあったので、そこに月の数字を入力したところ、答えが一瞬で出てきた。結局そのページも独自の計算式で年間トータルの使用量を出しているのだろうが、年間の総使用量が判っているのでそれを元に簡単に出せるのに何故出来ないと言われたのか全く意味不明である。
多分、マクドナルドのマニュアル通りの接客と同じで、こう言いなさいという教育を受けていて、顧客は年間のトータルの使用量は知らなくてもどこかひと月なら月毎の検針票から判るのでひと月分を訊きなさいという事になっているのだろうが、それは年間のトータルの使用量を出すためのものだという事は教育されていない様で、ちょっとな〜と考えてしまった。

FaceBookをしていて、友人がいいよ!だけでなく何かコメントをしてくれた時に、それに返信していると、どちらともなくどんどん続いていってしまい、中々終わるきっかけがつけにくいというのを経験した人も多いと思う。
そういった場合、僕はスタンプを活用している。
スタンプを使うのは、書き込んだメッセージに対して関連した面白い絵柄のスタンプを使うことで、よりメッセージのやりとりを楽しくする為に使う事が一番多いのだが、何となく何か書かないといけないかな?と思いつつ、適当な言葉が見つからない場合など、やりとりの終わりとしてスタンプを使うのはとてもお薦めで、スタンプだと必ずしもメッセージを返す必要がないので、相手にとっても気を遣わせなくて済む。
相手もスタンプをよく使う人だと、スタンプに対してスタンプを返してやり取りが終わりになることも良くある。
スタンプというとLINEのものが有名だが、LINEスタンプは原則有料であり、無料のものは殆ど利用期日制限がある。さらに若い人向けのスタンプや芸能人関連、企業の宣伝が90%以上なので、オジさんが気楽に使える様なものが殆どない。
それに比べ、FaceBookのものはオジさんやオバさんが使ってもおかしくないものが無料で沢山あるので、遥かに使い勝手がいい。
具体的には、FaceBookのコメント欄に写真を添付するカメラマークとスタンプを送る為の顔マークがある。
その顔マークをクリックするとスタンプの一覧が表示されるが、まだ何もスタンプをダウンロードしていない場合でも「+」マークを押すとスタンプストアに移動する。
ストアと名前は付いているが、無料で使いものになるスタンプが沢山用意されていて、一度無料ボタンを押してゲットしておくと、いつでも顔マークを押すことでスタンプが現れるので、暇なときにスタンプストアを覗いてダウンロードしておくことをお薦めする。



サッカーでは試合に望む時のフォーメーションが数字で表される。
例えば4-3-3だと4人のバックス、3人の中盤、3人のフォワードであり、その変形の4-2-3-1や3バックスの3-2-4-1などなど相当沢山の違うパターンがあるが、以前ドイツのバイエルンミュンヘンに監督としてやってきたばかりのグアルディオラは「フォーメーションなんて電話番号みたいなもので、まるで意味が無い」と発言したことがあった。
以前日本代表の監督になったザッケローニが、イタリアセリエAのウディネーゼとACミランの監督の時に採用して大成功を収めた3-4-3のシステムを、日本代表でも盛んに採用したがっていたが、日本の基本フォーメーションである4-2-3-1では上手く機能していても、3-4-3を試した途端に全く機能しなくなる事が何度もあった。
これなど、日本人の真面目な性格、決められたことはキッチリできるが、応用が利かないという気質そのものであり、4-2-3-1も3-4-3も単なる数字であり、チームの行う基本的な戦略が変わるわけではないのだが、日本人はフォーメーションが変わると、途端に動きがおかしくなる。
実際、基本3バックでも、守備時には4バックや5バックになるという様な試合をしながらのフォーメーションチェンジは普通に行われており、動きの中でポジションも必要に応じて変えていくのが当たり前なのだが、日本人の場合はどうしても自分のフォーメーションの中のポジションに拘り過ぎ、更に示される数字の並びに拘り過ぎるので、ザッケローニの時の様な事が平気で起きてしまう。
これはフォーメーションは生き物であるという事を忘れ、xxチームのフォーメーションは○-○-○と決めつけるマスコミの書き方にも大きな問題が有るのではないかと思う。
基本フォーメーションによって使われる選手も違ってくるから、それによって本田や香川の先発での居場所がなくなるという基本的問題はあるが、選手が変わればフォーメーションが変わるのも当たり前であり、数字に拘って動きがおかしくなることが正に日本のサッカーの問題点ではないかと思う。
グアルディオラの言うように「フォーメーションなんて電話番号みたいなもの」という事を理解できなくては、日本代表の発展は中々難しいだろう。

今年のF1は3月20日のオーストラリアGPで幕を開けるが、それに先立ち2月22日から25日までスペインのバルセロナでテストが行われ、3月1日から4日に同じくバルセロナで行われる次のテストの後本番を迎えることになる。
最近は開幕前にこの2回のテスト走行しか認められておらず、それ以外は一切テストが禁止されているという全く訳の判らないルールがまかり通っているので、各チームともここ数年はセッティングを煮詰めるのに相当苦労している。
今年の第一回目のテストでは、タイム的には4日間の内3日トップタイムを出したフェラーリ、周回数的には圧倒的に沢山の周回をこなすことが出来たメルセデスが特に順調で、やはり今年もこの2チームが中心なのは間違い無いだろうが、昨年トラブル続きでテスト中殆ど走行そのものが出来なかったマクラーレンホンダも初日、二日目と順調に周回をこなしたものの、後半二日は又トラブルで殆ど走行が出来なかった。信頼性が確保できればエンジンパワーを上げるという次の段階に持って行けるだろうが、今年勝てるようになるとは到底思えないが、一度くらい表彰台に乗って欲しいと思う。
事前テストでは、毎年スポンサー向けに燃料を極端に少なくして良いタイムを記録して、記録シートの上位に付けることを目的にしているチームがいたが、各チームそんな余裕もなくなり、自分達のマシンの仕上げることで手一杯ないなって来ている。ここでのタイムが開幕戦での戦闘力をそのまま表すものではないものの、一応の参考になるだろうし、昨年のマクラーレンホンダの様に、トラブル続きでの「駄目さ」の参考にはなるだろう。
今年も2年連続圧倒的に強いメルセデスが強いと予想されているが、どこまでフェラーリがそこに迫れるか?昨年散々だったマクラーレンホンダが今年はどこまで戦闘力を復活できるのか?というのが今年の大きなポイントではないかと思われるが、日本人としては何とかマクラーレンホンダが今年の終盤には第3勢力のひとつになってくれればと期待している。

どうでも良い事ではあるが、不倫疑惑(もはや疑惑ではないが)で、全番組の降板、休養をさせられているベッキーだが、過去に仁科亜希子や今井美樹も妻子ある芸能人と不倫の末、完全に奪い取ってしまったが、彼女達は発覚した時の短い期間を別にすると、その後大きく非難されることなく結婚にたどり着いている。
今回も有る意味全く同じ状態であり、しかもベッキーの人気度と好感度は彼女達の比ではなかった筈だった。
最大の違いは相手の男性が本当に女房と別れ、不倫相手と結婚する意思がハッキリしていたことだろう。
ところが最初の時点でのちょっとした対応を間違った事から、彼女はもしかしたら完全に芸能界から抹殺されてしまう事になるかもしれない。
見つかってすぐ彼女は会見を開き、「不倫はしていない、単なる友だち」と強調しただけで、全ての質問をシャットアウトしてしまった。
ところが、その直後LINEのやりとりまで完全にばれてしまい、会見が嘘であることがまた明らかになってしまった。
最初の会見で「完全に間違ったことをしてしまった。本当に申し訳ない」という姿勢で不倫を認め「今後は失われた信頼を少しでも取り返せるように、(たとえ嘘であっても)彼とは別れ一から出直します」という主旨で会見に臨めば、彼と本当に別れなくても離婚が成立するまで静かにしていれば、こんな大事にはなっていなかっただろうし、もし彼が本気で結婚の意思があったのなら(こうなっても彼女を守る発言のひとつもない様な男とは先が見えてはいるし、ベッキーの男を見る目が全くないことが明らかになってしまったが)一応仁科亜希子や今井美樹の道をなぞることは出来ただろう。
ただ、LINEのやりとりが完全にばれてしまった段階でも、その時点で更に緊急の会見を開いて(少し遅いが)間違いを認め、完全な謝罪をすれば、まだ間に合う部分もあったのだが、完全に黙んまりを決めつけてしまった事で、ベッキー=悪者・嘘つき・最低の女という図式が出来上がってしまい、ベッキー大好きがベッキー大嫌いへの流れが出来てしまった。
ベッキーの事務所であるサンミュージックでは、古くは岡田有希子が自社ビルの屋上から飛び降り自殺をするという大事件が起きたが、こういった場合に対応する部署や、対応するマニュアルが全くなかったのが不思議でならない。まあベッキーが事務所にも完全に嘘を言っていたのかもしれないが。
男が不倫して芸能界を干されるという話は余り聞かないが、好感度の高い女性タレントだけに余計駄目なのだろう。
まあどちらが悪いかは別として、最初の対応を間違えるとこうなるという見本で、芸能界の出来事ではあるが、人の振り見て我が振り………であり、身に覚えが少しでもある人はお気を付け下さい。

人は眼が悪くなるとメガネやコンタクトレンズで視力を矯正する。
歳を重ねると老眼で近くが見えにくくなってきて、老眼鏡をかけたり、近視の人は二つのメガネを使い分けたり、遠近両用のメガネをかけたり、或いはコンタクトレンズで矯正する。
どちらにしろ大変面倒臭い思いをして皆何とかやり繰りしているのだが、魔法の様なコンタクトレンズを開発した日本の企業がある。
簡単に言うと、眼の悪い人は一度くらい試した事があると思うピンホールの原理を応用している。
通常のコンタクトレンズは透明だが、このレンズには写真の様に中心に少し大きめ、周りには沢山の小さい穴が空いていて、ピンホールを通して入る光を細くすると焦点深度が深くなる(カメラの絞りを絞った状態だと手前から奥までピントが合う)ことを利用している。
以前ピンホールコンタクトレンズを作ろうとした人はいたのだが、中心の穴の大きさが適切ではなかったり、ピンホールカメラで写した画像の様に明らかに質が悪く、視力矯正には使えないという固定観念があったり、中心部だけの穴であると黒い輪が見えてしまったりと、中々上手くいかず、殆どの人達は諦めてしまったそうだ。
しかもこのレンズの素晴らしいことは、一切度が入っていないので1枚で近視でも乱視でも遠視でも老眼でも全てに対応出来、通常のコンタクトレンズなら度に合わせて相当の数の在庫を持たなくてはならないのと違い、全ての視力矯正が必要な人に同じ製品が使える。
その事は、在庫やコンタクトレンズを作る高価な機械の問題が普及を妨げる大きな理由になっている発展途上国にとっても福音だろうし、大きな災害時にメガネやコンタクトレンズをなくしてしまった人達全てに同じレンズが使える事も非常に便利だろう。
現在は臨床研究を進めているところだそうだが、2017年の実用化を目指しているそうで、大きく育ってくれる事を期待したい。


今まであまり知られてはいなかったが、将来を期待される日本人選手の一人に伊藤遼哉くんがいる。
彼は現在17歳で、以前はバイエルン・ミュンヘンの下部組織、現在は内田篤人選手が所属するドイツシャルケのU18に所属していて、背番号10を付けてFW若しくは攻撃的MFを担っているが、膝から下の独特の柔らかさで素晴らしいドリブルや速いシュートをもっており、若手の育成には定評があるシャルケなので、今後とても期待が持てる。
今年、スイスの新しい時計メーカーであるMOYA Watchと東京オリンピックを見据えた2020年までの契約を結び、オリンピックの期待の星になることも期待されている。ただ彼は両親ともに日本人ではあるが、まだ最終国籍を日本とスイスで決めかねている部分もあり、本人は出来れば日本代表になりたいという希望はあるようだが、今日現在まだ決定していないことだけが一つ気がかりではあるが、日本代表を選ぶと信じたい。
更に今までブログで何回か久保建英くんの事を書いた。
彼はスペインバルセロナのユースチームに10歳で契約し、現地でもメッシ並と評価されていたが、残念ながらバルセロナチームの外国人獲得・登録に関する規約違反で試合に出ることが出来なくなり、日本に帰ってきてからFC東京の下部組織であるU15むさしに所属した。
昨年は18戦16ゴールをあげ、今年は飛び級でU18の代表としても試合に出場するなど、これからも期待を持って見てゆきたいと思うが、彼の他にも9歳でレアル・マドリードと契約した中井卓大くん(愛称ピピ)もチームは同じ違反で処分される可能性があり、中井くんも残念ながら帰国することになるかもしれない。
以前の様に日本のプロチームで結果を出してからヨーロッパに渡るのではなく、伊藤くんや久保くんの様にヨーロッパに若くして渡り、本場の育成で強くなる選手が増えてくると、今後の日本サッカーにも欧州的な動き、考えが最初から出来る選手が生まれる事になり、今後の日本代表にも大きく希望が持てるだろう。期待したい。

来月のオーストラリアGPで今年のF1シリーズの開幕を迎えるが、近年F1は放映の視聴率が取れず、観客動員数も日本グランプリなどの少数を別にすると減少してきているように人気の低下が問題になっている。
4回のワールドチャンピオンで、現在フェラーリのエースドライバーのセバスチャン・ベッテルが最近F1人気の低下に関して、一つはメルセデスが強すぎることも原因にはなっているものの、一番の要因は細かすぎるルールやレギュレーションであり、もっとスポーツとしての面に焦点を当てるべきだと発言しているが、全く同じ意見だ。
以前の様にシャシー+エンジン+タイヤという簡単な書式ではなく、シャシーも空力も含めた細かい規定が、エンジンはハイブリッド、回生システムを含めたパワーユニットの細かい規定があり、しかも年間にトークンとよばれる疑似コインを消費しないと開発、改良が出来ず、テストの回数も細かく規制され、テクノロジーばかりに焦点が当てられ、本来は一番速いドライバーを決める筈のF1のスポーツ度が年々下がってきている。
あるチームだけがやたらに強いというのは過去にも何度もあり、日本に関係のあるチームで言ってもセナ・プロストの頃のマクラーレン・ホンダは今のメルセデス以上に強かったし、それ以前のマンセル・ピケの頃のウィリアムズ・ホンダも強かった。
それでも日本のエンジンが載っていたマシンが速かったにも関わらず、F1人気がヨーロッパでも停滞をする事はなかったが、現在のF1のレギュレーションやルールを完璧に把握しているファンは相当のオタク以外いないだろう。
他のカテゴリーならいざ知らず、F1だけはもっとドライバー寄りのレギュレーション、ルールを策定していかないと、今後もっともっとF1のファン離れは進んで行ってしまうことに早く気づいて貰いたい。

先日のチャンピオンズリーグのローマ対レアルマドリードの試合の先発メンバーを見ると、イタリアチームのローマにイタリア人は2人、スペインチームのレアルにスペイン人は3人しかいない。
欧州ではEU内の選手なら外国人枠に含まれないという規定があるので、インテルやアーセナルなどは先発全員がイタリアやイギリス人でないということも度々起こっているし、バルセロナもレアル同様3人程度しかスペイン人の先発はいない。
こういった事態からFIFAは6+5制度という、外国人選手をスタメンの半分以下の5人に自国選手6人という制度の導入を検討しているが、外国人選手のキャリアアップやEUの就労の自由に反するなどの理由でクラブ側は反対しており、EUの行政機関である欧州委員会も人の自由移動の原則に反するとの見解を示しておりこの制度が採用されるのは難しそうだ。
もし採用されるとレアルの様なビックチームほど打撃が強く、現在とは全く違うチームになってしまうだろう。ブンデスリーガはトップチームでも比較的ドイツ人の先発の人数が多く、欧州のビックチームの中では6+5制度が採用されても殆ど影響されないのはバイエルンミュンヘンとドルトムントくらいかもしれない。
アジアのAFCでは、3+1ルールと呼ばれる外国人3人+AFC加盟のアジアの外国籍選手1人を使えるという通称アジア枠を適用しており、もしこの枠がなければ、お金があれば中国クラブチームでもほぼバルセロナやレアルマドリードを作ろうと思えば作れる事になってしまい、実際中国のチームはをサッカーチームでも外国人選手の爆買いを続けている。
逆に考えると、毎年年末に行われているクラブチーム世界一を決めるFIFAクラブワールドカップも、ただでさえ強い欧州には枠がなく、実力が劣るアジアのチームに枠があるのだから、鼻から敵うわけがないだろう。
各国の事情もあるだろうし、今の素晴らしいバルサやレアルの試合を見ることができるのは外国人枠が緩いからなので6+5に賛成はしずらいが、各国でこれだけ規定が違うのもどうなんだろうとも思う。


現在岡崎真司選手が所属しているイギリスプレミアリーグのレスターシティの調子が非常に良い。
昨年は降格争いをしていて、今年のリーグ戦前の予想でも殆どビリ争いをすると思われていたチームが現在プレミアリーグのトップにいる。
第26節を終わった所で15勝3敗8分であり、どうやら相性が悪いアーセナルに2敗し、リバプールに0-1で惜敗した以外全く負けていない。
今年得点源になっているジェイミー・バーディーがプレミアリーグ新記録の11試合連続ゴールを上げ、昨年課題だったディフェンスも、最近8試合で4失点のみで、その内5試合は完封勝ちという見事な戦いをしている。
岡崎は得点こそリーグ戦で4点しかあげていないものの、その貢献度は攻撃面でも守備面でももの凄く高く、バーディーのゴール数の多さも岡崎がいるからこそという評価がされている。
実は、このレスターの戦術こそ日本代表が目指す戦い方だと思っている。
グラウディオ・ラニエリ監督は同じイタリア人でも、攻撃的なチームが好きなザッケローニ監督と違い、本来のイタリアサッカーである堅守、速攻を主にチームを作り挙げている。
戦術はいたってシンプルで、4人のMFと4人のDFで守備ブロックをしっかりと作りスペースを与えず、岡崎を軸に前線からの守備と豊富な運動量を武器に、ボールを奪えば一気にカウンターで最後にはバーディーが得点するというパターンで結果を残している。従ってボールの支配率はどの試合も50%を上回ることはなく、35~40%程度しかない。
2人のMFはボールと奪うと繋ぐことはせずに、すぐに前戦に蹴り出し、どこかの国の代表の様に無意味な横パスが殆どない。
8人のブロックで守備をすると、相手は空いているサイドのスペースを使う事が多いが、サイドからのクロスボールやロングボールには絶対の強さをもつ強いセンターバックがきっちりと仕事をしている
選手選びも選手ありきでなく、この戦術にマッチする選手を選んでいくというのが基本であり、すべき戦い方も見定めずに新しい監督を選ぶという、どこかの国のサッカー協会に爪のアカを煎じて飲ませたい。
日本代表の監督は個人的には日本人になって貰いたいが、外国人から選ぶなら、レスターのラニエリ監督など素晴らしい候補の筆頭になるのではないかと思う。