amazonだったか楽天だったか覚えていないが、カメラ用品の小物を何点か買っていたら、勝手に古いニコンF3のボディの広告が入ってきた。
1980年から2000年に掛けて20年間も作られ続けたカメラで、当時のニコンのフラッグシップ機であり、多くのプロカメラマンが使っていた。日本の工業製品で20年間も作られ続けた製品はカメラ以外の全ジャンルを見てもニコンF3ぐらいでないかと思う。
昔からカメラは好きだったが、当時ボディだけで15万円くらいしていて現在の貨幣価値だと40万円くらいの感覚で、良いレンズを揃えるとそれこそ100万円コースになってしまい手が出せなかった。
ところが広告で入っていた価格が16,000円。いくら中古でも、当時を知るものにとっては信じられない価格だった。
実は、ニコンのレンズは銀塩時代の古い標準の55mmF1.4というレンズを持っていた。ただ、付けるボディもなく、レンズだけがずっと事務所の棚の上に置きっぱなしであった。
そこで中古カメラ屋に出向き幾つかF3を見せて貰い、程度の良いものは流石に16,000円では買えないが、思ったより安く売っていたのでいわゆる衝動買いというのを久しぶりにしてしまった。まあ中古カメラ屋に出向いていること自体衝動買いでなく、確信買いなのかもしれないが。
手持ちのストラップとレンズフード、レリーズボタンを付け、巻き上げの感触とシャッターの感触を楽しみながら、一人にやにやしている。
やっぱりアナログだな~。